ご依頼のきっかけ
今回ご依頼いただいたのは、円形のお風呂を左官仕上げで製作する特注施工です。
既製品のユニットバスでは表現できない、温かみのある空間づくりを目指し、洗い出し仕上げをご希望されていました。
円形形状の浴槽は施工難易度が高く、下地づくりから仕上げまで高い精度が求められます。そこで太尊工業では、形状や防水性能を考慮しながら、一つひとつ手作業で仕上げる左官工法をご提案しました。
施工の様子

まずは浴槽の形状を決めるため、ブロックを使用して円形の型を作成しました。
洗い出し仕上げは下地の精度が仕上がりを左右するため、形状や寸法を細かく確認しながら施工を進めていきます。

また、浴槽内部には既に防水加工が施されていたため、そのままモルタルを施工すると密着不良を起こす恐れがありました。
既存の防水層がある箇所には、モルタルの密着性を高めるためカチオン系材料を使用して下処理を実施。適切な下地処理を行うことで、施工後の浮きや剥離を防ぎます。
下地が整った後は、立ち上がり部分を洗い出し仕上げで施工。
骨材の表情が美しく見えるよう、タイミングを見極めながら丁寧に洗い出していきます。

最後に浴槽底面も同様に洗い出し仕上げを行い、全体の質感を統一しました。
左官仕上げ特有の温かみと高級感が感じられ、既製品では表現できない唯一無二の仕上がりとなっています。
細部まで丁寧に仕上げることで、見た目だけでなく耐久性にも配慮した施工となりました。
担当者のコメント
この度は「太尊工業」にご依頼頂き誠にありがとうございます。
洗い出し仕上げは、骨材の表情や質感を活かせる伝統的な左官技術のひとつです。
今回のような円形浴槽は下地づくりから仕上げまで高い技術力が求められますが、その分完成した時の存在感は格別です。
太尊工業では、住宅の外構工事や左官工事だけでなく、店舗や特殊造形、オーダーメイドの左官仕上げにも対応しております。
「既製品にはない空間を作りたい」「左官ならではの質感を活かしたい」というご要望がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。職人の技術で理想の空間づくりをお手伝いいたします。